せっかくブログを作ったので書きそびれていた四国旅行の記録を書きます。
1泊2日で(プラス往路は夜行列車で車中泊1)、琴平→高松→鳴門という旅程でした。
往路は憧れのサンライズ瀬戸。
個室(B寝台ソロ)のドアを開けた途端、狭い!楽しい!とテンションだだ上がり。
しっかり熟睡できて超快適でした。
車窓からは朝の瀬戸内海の風景を見ることができて素晴らしかったです。

8:39、終点の琴平で下車。
せっかくなので朝ご飯はうどん。まだ開いている店は少ない中でこんぴらうどん参道店に。かけうどんと、たけのこの天ぷらが美味しそうで追加。たけのこはしっかり下味が付いており驚きましたが、その後他所でも同様だったので香川ではそれが普通なのか。
参道を上って、予約していた金刀比羅宮特別展
「お待たせ!こんぴらさんの若冲展」へ。
若冲の百花図の修復完了を記念して通常非公開の奥書院を特別公開。これを目当てにはるばるやってまいりました。いやあ素晴らしかった。本来そこにある書院の空間で、微細な描写や色合いをじっくり眺めることができ、その場の空気感ごと堪能しました。
生で見た印象と印刷はどれも微妙に違うような……と記憶の中のイメージを追い求め、予約特典のクリアファイルのほかにポストカード等色々買ってしまいました(マステも買った)。
1時間入替制で、案内の方の丁寧な説明もあり、表書院のお庭で毎年神事として蹴鞠が行われるというお話など興味深く伺いました。
若冲だけでなく表書院の応挙の障壁画も素晴らしく、また来たいなあと。
さらに上って金刀比羅宮に参拝。十数年前に一度来た時より周辺設備が新しく充実しているような。ちょうと結婚式をやっていました。
その後下って高橋由一館、宝物館も拝見。高橋由一館では琴平の風景を描いたポストカードを購入。宝物館は絵画から仏像から色々あり。展示ケースのガラスが昔のものなのか均一でなく、展示品を見るということでは現代の均一なガラスの方がいいかもしれないけれど、そのゆらぎや明治時代に建てられた建物も含めて歴史的展示だなあと思うなどしたのでした。
昼ご飯もうどん。今度はうどん茶屋てんてこ舞のぶっかけうどん。道中食べた中で一番噛み応えがある小麦の味!という感じのうどんだった。中野うどん学校の直営店だそうで。
琴電でのんびり高松へ。高松では香川県立ミュージアムを見たり(香川が日本最後に成立した県だとを知る。愛媛県から独立したのとこと。)、お城の立派な石垣を見たり、商店街の巨大なガラスドームに驚いたり、またうどん食べたり。
うどんはうどん市場兵庫町店の市場うどん。具だくさんのぶっかけうどんで美味しかったです。この後も他所でも食べて思いましたが、4月下旬のこの時期旬なのかわかめがとても美味しかった。
その後夕暮れの港を見て、19:17特急うずしお池谷乗換えで鳴門へ。池谷で20分少々の乗換時間がありましたが、真っ暗な駅で寒くて待合室に避難しました(ホームと待合室の間の階段が結構あったので躊躇ったが耐えきれなかった)。
翌日、朝ご飯は宿でいただき(周囲の店が少なかったので朝食付きにして正解でした)、鳴門駅からバスでこちらも念願の
大塚国際美術館へ。
9:30開館直後に入り17:00閉館までいましたが見切れなかった!すごい展示数と広さ!
陶板複製って見た目つるっとしているのかな?と思っていましたがとんでもない。筆致まで感じられる精巧さで一点一点見入っていたらあっという間でした。あと環境展示で興奮して写真撮りまくってやたら時間をかけてしまったせいもあります。モネの庭とかすごい。藤の季節で素敵でした。絵と実際の木を意識して配置している?と思われるところもあり(写真2枚目の右端の木とか)。
ピントを絞って計画的に回ればちゃんと見たいものは見られると思います。ガイドにはおすすめコースも提示されているし。
やはり白眉は教会とか聖堂とか丸ごと再現した環境展示だと思います。全世界のゴッホのひまわり大集合の部屋もここならでは。
点数が多いということは誰でも知っている名画だけでなく色々な作品があるということで、個人的にはロンドンナショナルギャラリー展で見たカルロ・クリヴェッリがあったのが嬉しかったです。
ちなみに陶板印刷が使われている施設として宝塚の手塚治虫記念館も紹介されてました。
お昼はモネの庭に隣接したカフェ・ド・ジヴェルニーでうずしお海鮮丼。美味しかったです。
お土産には
ムンクどら焼きを。商品説明の通りもちふわの生地に餡子も美味しかった。パッケージから顔がしっかり見えるのもよい(笑)。
帰りは新神戸まで高速バス、新神戸からのぞみ。
と言う訳で非常に充実した旅でした。また行きたい。